21日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業で構成するダウ工業株平均が一時、前週末の終値より1000ドル超下落し、3万9000ドルを割った。トランプ米大統領が、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長への批判を強めており、金融政策の先行きに対する不安が広がっている。
ダウ平均は、前週末の17日の終値より、236.19ドル安い、3万8906.04ドルで取引が始まった。半導体大手のエヌビディアなどを中心に、幅広い銘柄に売りが広がった。
トランプ氏は21日、自身のSNSに再びパウエル氏批判を投稿。「インフレはほぼ存在しない。ただ、遅すぎる男、敗者が今利下げをしない限り、経済は減速しうる」などと主張し、再び利下げを迫った。
トランプ氏はパウエル氏にた…